2013年4月1日月曜日

2013年 ERA世界大会

ERA世界大会に3月21日~23日参加しました。今年の大会はテキサス州オースチンで開催です。オースチンは、テキサス州の州都であり、デルの本社やテキサス大学などがあり、近年、著しく近代化された町です。

 今年の大会でも、全米にあるERA、ERAヨーロッパ、ERAアジアから多くの参加者が集まり、1年ぶりの再会に、私も親交を深めました。

1500名が参加したERA世界大会

大会では、ERA CEOのチャーリー・ヤングおよび親会社であるリアロジー CEOリチャード・スミス氏とも、不動産業界における市況が大きく回復し、売り物件の在庫が少なくなっていることから、積極的な営業活動をしていて欲しいと、参加しているエージェントに対して鼓舞していました。

初日の大会の様子は、YOU TUBEで生放送で放映され、2日目のナイト・パーティーでは、カラオケを各国の代表が歌うなど、あらためてグローバル感とインターネットの普及で、世界どこにいても、情報が瞬時で入手できる20年前には考えられない時代になったとあらためて思いました。

日本のグランドチャンピオンとして表彰されるERAクレアクレイス 松本社長 


世界大会の視察前には、テキサス州にあるERAコロニアルリアルエステートに訪問し、中古物件の見学、その後はERA世界大会視察の前に、開催地であるオースチンでの不動産協会を訪問。現在、国交省が3年後に導入をすすめているレインズのバージョンアップ版の雛形となるMLS(マルチプルリスティングシステム)について、説明をうけました。アメリカの中古住宅流通の促進のキーとなっているMLSは、各関係省庁からのデータネットワークの集約、物件の成約情報などの蓄積から、エージェントが売主から受託した物件の査定書を15分で作れるようになっています。物件情報についても、エージェントが同じ物件の詳細情報を入手することができるため、成約にあたり、アメリカでは顧客へのサービスの差がキーとなっています。3年後、日本でこのシステムが完成した場合には、不動産の流通は大きく変わることでしょう。

全米不動産協会(NAR) オースチン支部を訪問