2011年3月4日金曜日

ERAアジア太平洋大会

ERAアジア太平洋大会が2月25日、シンガポールのセントーサ・コンヴェンションセンターにて開催されました。地元シンガポールに加え、日本、韓国、台湾、インドネシア、マレーシア、ベトナムの各国から代表が参加、日本は加盟店様と本部合計で11名にて参加しました。
引き続き好況に沸くシンガポール不動産市場
シンガポール不動産市場は、2008年の金融危機の影響を真正面から受けて、2年前は惨憺たるものでありましたが、2009年度に急転回復し、2010年も継続して好調を維持したことが、冒頭発表されました。ERAシンガポールは、表1のように、成約件数、成約手数料、成約取扱高全てで2ケタの伸びを記録しました。また、表2のように、公社マンションの中古取引、民間マンションの中古取引、新築分譲仲介それぞれで、大きなマーケットシェアを取り続けています。40%を超えるマーケットシェアというのは驚異的な数値です。 年間でこれだけの伸びを示すことが出来る大きな要因は、ERAシンガポールが継続して営業担当者の数を増やしていることです。現在ERAシンガポールには4,638名の営業担当者がおり、2位の業者が2,500名ですから、ほぼ2倍に近い営業担当者が市場で動きまわっているわけです。1社に4,638名の営業担当者がいるというのはちょっとイメージしにくいかもしれませんが、アメリカ同様100%歩合制度ですので、こうしたことが可能になっています。 親会社のハーシング社の業績も好調とのことで、昨年度の売上は180億円、営業利益は20億円になり、今年度はカサキディという、子供向けの家具販売店を新たな事業として取り入れるとの発表がありました。 なお、シンガポールの不動産営業制度について、昨年は大きな変化がありました。営業担当者の全員が免許を保有していなければならない、という制度改訂があったのです。昨年行なわれた資格試験に合格しなかった営業担当者には、今年度いっぱい猶予期間として暫定的に免許が与えられますが、今年合格しないと免許は失効し、仲介営業を出来なくなります。副社長のマーカス・チュア氏によれば、この全員免許制度の浸透に伴い、現在の登録営業マン数27,754名が減るであろうから、4,638名が所属するERAのシェアは益々高まることとなります。
アジア地区ERAの営業コンテストの表彰もあり、日本の加盟店様の経営者ならびに営業担当者の7名が表彰されました。おめでとうございます。




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