2014年12月19日金曜日

年の瀬に思うこと

今年も残すところあと10日余りになりました。
2014年は、円安傾向により輸出企業を中心に業績が堅調である一方、4月に消費税増税などや個人消費の伸び悩みなど消費者の方が景気回復を実感しにくい年でした。また世界的に見てみると、中国経済が減速する一方で、米国経済は堅調に推移し、地域によって様々な様相を見せました。
不動産業界についていうと、2014年は消費税増税前の駆け込み需要によって、その後消費の冷え込みを感じざるをえない状況でしたが、徐々に持ち直しつつあります。
 2015年は、1947(昭和22)年~1949(昭和24)年生まれの「団塊世代」が65歳以上になり、65歳以上の高齢者の人口が全人口の約1/4以上を占める数に達します。今後、一層、少子高齢化が加速し、それに伴い人口構成や世帯構成が変化することで、住宅に対する需要の変化も予想されます。現在、国を挙げて、日本の住宅の資産価値向上に対する取組が行われています。今までは、新築住宅を購入したら、20年後には資産価値が0であったものが、今後は、リフォームなど住宅のメンテナンスを十分に行うことで、年月がたっても資産価値が減少しないような仕組みをつくるべく取り組んでいます。
これからの時代は、ライフスタイルに合わせて、安心して住み替えをするーそのような事がスタンダードになっていくのではないかと思います。

さらに20154月から、不動産を取り扱う宅地建物取引主任者が「宅地建物取引士」へ名称が変更になります。これに伴い、不動産業務従事者の責務が重くなり、資質が問われるようになります。不動産業界全体として、お客様へのサービスの品質向上が期待されています。我々ERAネットワークの加盟店は、住まいについて安心して相談できる経験豊かなスタッフが多数います。ぜひ、気軽に店舗に来店し、ご相談ください。

2014年10月21日火曜日

不動産の安心・安全な取引のために

このところ、寒暖の差が激しく、体調管理には気をつけたい季節です。
さて、先週末、「士業化」前最後の「宅地建物取引主任者」の試験が行われました。不動産業に従事されている方では、受験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この「宅地建物取引主任者」という名称、英語に訳すと、「Real Estate Transaction Specialist」という通り、不動産取引における専門家としての認定資格で、来年度には弁護士、公認会計士、司法書士、税理士などと並び、「宅地建物取引士」という名称に変更になります。消費者の皆様により安心して取引いただけるよう、今まで以上に幅広い専門知識と高度なスキルが求められます。我々、ERAの生まれたアメリカでは、不動産仲介業者は「リアルター(Realtor)」と呼ばれ、倫理感にあふれ責任ある職業として、
世間から尊敬される存在として活躍しています。マイホーム購入は、多くの人にとっては、一生のうちで多くても数回しか機会はないですし、金額の大きな買い物ですから、信頼できる人に任せたいというのは当然です。ERAジャパンでも、長い間、「資質と社会的地位の向上」を理念とし、加盟店の皆さんと二人三脚で歩んできました。住まいや不動産資産のご相談は、お近くのERA加盟店様までお気軽にご相談下さい。


★10月31日まで「秋の全国住宅フェア」を開催しております。


2014年8月21日木曜日

食欲の秋、芸術の秋、引っ越しの秋

お盆も過ぎましたが、残暑厳しい日が続いています。
今年の夏、東京では真夏日が30日を超え、熱い夏となりました。

我々の不動産業界では、新学期前の1~3月を繁忙期ということが多いですが、その次に引っ越しが多いのはいつの時期かご存じでしょうか?秋が「第2の引っ越しシーズン」だと言われております。特に、9月、10月は、転勤によって、引っ越しをされる会社員の方が多くいらっしゃいます。引っ越しをする方が多いということは、物件が多く出てくる時期でもありますので、中古住宅探しにも適している時期と言えるでしょう。
東日本住宅流通機構の月例マーケットウォッチの中古マンション成約戸数(首都圏)を見ていくと、1~3月、そして秋の成約戸数が1年の中でも多い傾向にあるのがわかります。

政府でも、更に中古住宅の購入がしやすくなるように、住宅購入者へのリフォーム融資の優遇や買取再販事業を実施した際の、住宅事業者にかかる不動産取得税を免除する特例措置を盛り込む方針を検討していると報道で伝えられました。日本全体の人口構成や社会構造の変化による空き家増加、第一次購入者層の減少、また世帯収入減少など複合的な要因により、中古住宅が住宅購入の際、魅力的な選択肢の1つとして広く認識されてきています。首都圏を中心に中古住宅の売買が増加しており、今後、中古住宅取引が全体の住宅取引の約7割を占めるアメリカのような、市場構造になる日も来るかもしれません。

さて、ERAでは、8月23日(土)から10月31日(金)まで、「秋の全国住宅キャンペーン」を実施致します。全国のERA加盟店に来店・応募いただいたお客様の中から抽選で、ヌードルメーカー、加湿器、グルメギフト券など素敵な賞品が当たります。

この秋、住まい探しや住まいに関するお悩み、ご相談がある方は、是非お近くのERA加盟店までお気軽にお立ち寄り下さい。

2014年7月10日木曜日

2014年関西全国大会

先週7月2日、3日に兵庫県神戸市で「2014年ERA関西全国大会」を実施いたしました。ERA加盟店様をはじめ、来賓、報道関係者を含め、約700名の方々に参加いただきました。ご参加いただいた加盟店の皆様、来賓の皆様、誠にありがとうございました。そして何よりも、関西地区の実行委員の皆様におかれましては、暖かいおもてなしをいただき、心より感謝申し上げます。

今年のC&Cグランドチャンピオンは、売買部門はERA新日本エステート(埼玉県) 鳥海義貴さん、賃貸部門はERA賃貸山信(神奈川県) 大久保泰斗さんが輝きました。大久保さんは、昨年に引き続き、2度目のグランドチャンピオン獲得となります。継続して結果を出し続けるには、並々ならぬ努力が伴います。鳥海さん、大久保さん、本当におめでとうございました。








不動産業界は、今、変革の時を迎えています。

中古住宅の取引拡大に伴い、一般消費者の方にも透明性がありわかりやすい物件情報の提供、宅建業者のコンサルティング能力をはじめとした提案力の向上、リフォームなどの家への投資がより適切に反映される建物評価システムなどが求められており、業界をあげての取り組みが始まっています。我々の競争相手は、競合他社ではなく、「時代の変化」です。
これからますます中古住宅の取引が増加することが見込まれます。我々ERA本部は、住生活総合企業LIXILグループとの総合力と中古住宅取引が活発に行われるアメリカに本拠地を置くERAのシナジーを活かし、加盟店様と共に、お客様に誠実に向き合い「時代の変化」に合わせて変わっていく住まいに関するお客様のWishのお手伝いをしてまいります。

住まいに関するご相談・お悩みはお近くのERA加盟店までご相談下さい。

2014年6月23日月曜日

改革の時を迎えた不動産業をどう生き抜くか

すっきりとしない天気が続き、梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。

先日、大阪で不動産会社様向けのERAセミナーで「改革の時を迎えた不動産業をどう生き抜くか」というテーマで講演をさせていただきました。当日は数多くの会社経営者様、幹部の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
当日は、不動産業界のトレンドや今後の見通しを織り交ぜながら、お話しをさせていただきました。今、国をあげて「中古住宅」の流通促進が進められております。人口構成やライフスタイルの変化、今後の経済状況なども、更にこのトレンドを後押しすると見られています。消費者がより安心して住宅購入を決断できるような透明性のある情報システムの展開、消費者が物件の状態を把握しやすくなるような建物評価手法の見直し、また、昨今国会で可決された、宅地建物取引主任者の「士業化」による宅地建物取引従事者の資質とレベルの向上などにより、業界全体としてもより安心、信頼の不動産取引を提供できるように取り組んでいます。






ERAでは、「公正で倫理的」なサービスを提供すると共に、「安心と信頼」を様々な保証制度という具体的な商品にしてお客様へお届けしています。お住まいに関するお悩みやご相談は、是非お近くのERA加盟店までお寄せ下さい。




2014年5月8日木曜日

今後求められる不動産取引について

先日、全国各地のERA加盟店様の代表と不動産市場の動向や各地域の市況について情報交換を行いました。人口構成やライフスタイルの変化、人々の住まいの選択の多様化により、従来の現状有姿で引き渡すビジネスモデルから、売買・賃貸仲介はもちろんですが、リフォーム、管理、インスペクション、ローンなどの提案を一括で行っていくことで、お客様に更に喜んでいただけるのではないかと意見が一致しました。


現在、政府では、宅地建物取引主任者を「士業化」する議論が進められています。中古住宅の流通量増大や多様化する消費者ニーズに対応するため、不動産業者が関わる業務範囲が広がり、我々に求められる責任と義務がより重くなってきています。アメリカでは、不動産業者(broker)は社会的に高い地位の職業で、医師や弁護士にも匹敵するほどです。日本でも、こうした不動産業者の一層の資質の向上が求められてきています。

我々、ERAでは、「顧客志向・消費者保護」、「資質と社会的地位の向上」、「地域との共生・共存共栄」を理念に活動してまいりました。加盟店様には、「地域の専門家(不動産取引のプロフェッショナル)」として、誠実に営業されている方がたくさんいらっしゃいます。


住まいに関するお悩み、ご相談は、是非お近くのERAまでご相談下さい。



2014年4月2日水曜日

世界大会

3月24日から26日までアメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルスでERA世界大会が開催されました。今年の大会は、アメリカで人気を博している不動産リアリティ番組出演者が司会を務めたり、カンファレンス参加者が一同に会し踊ったり、エンターテインメントの都・ロサンゼルスらしい、華やかな雰囲気な中で行われました。アメリカ国内のERA加盟店を始め、ヨーロッパ、アジア各国からも延べ約2000名が集まり、私も、久しぶりのERAの仲間たちとの再会で、親交を温めました。





アメリカの不動産市況は、2011年リーマンショック以降の落ち込みから回復基調をみせており、今年も更なる上昇が見込まれますが、「好調な時ほど地域密着で効率を考えた活動をしなければいけない」というERA社長 チャーリー・ヤングの話が印象的でした。

また、アメリカにおける不動産会社経営者の平均年齢がおよそ60歳前後、高齢化が進んでいます。経営者の世代交代が1つの課題となっており、今回の大会でも、若い世代への事業継承や次世代の優秀な人材の育成に焦点が当てられた内容が多く盛り込まれました。

大会の前日には、ロサンゼルスから約60km南東に位置し、リチャード・ニクソン元大統領の出身地として知られるYorba LindaにあるERA加盟店・ERAノースオレンジカウンティを訪問、不動産物件の視察をしました。





アメリカでは、日本とは異なり、中古住宅の流通・取引が盛んで、不動産取引全体の約70%が中古住宅と言われています。日本のように、30代で購入したマイホームで一生を過ごすのではなく、ライフステージによって、その時のライフスタイルに合った住宅に住み替えをするということが一般的に行われています。実際に、2013 NAR Home Buyer and Seller Generational Trendsによると、全体の約75%は15年以下で住み替えをしています。

定期的な住宅のリフォームやメンテナンスは、住宅の市場価値を維持させ、中古住宅の売買を促進する一因となっています。アメリカでは、中古住宅は、社会的な資産として何世代にも受け継がれています。日本でも、今、こうした中古住宅の市場価値の維持・流通の促進を図ろうという気運が強くなっています。我々、イーアールエージャパンも、ERA加盟店と一緒に中古住宅流通促進に努めております。


お住まいに関するお悩み、ご相談等は、お近くのERA加盟店までご相談下さい。

2014年3月19日水曜日

引っ越しの春

やっと春が感じられる季節になりました。
関東地方でも、歴史的な豪雪に見舞われた今年の冬でしたが、桜の開花も来週に予想され、春らしい日も増えてきました。

さて、例年3月、4月は、就職、転勤、入学などにより、1年の3分の1の引っ越しが集中するピーク時期です。今年は、4月1日からの消費税増税の影響もあり、例年以上に混雑が予想されているようで、引っ越し業者のトラックが不足しているという話も聞きます。

新しい住まいで新生活をスタートされる方にアドバイスです。
これからの住宅は建物を長持ちさせて、大事に住む傾向が強くなります。国も「建てては壊す」という時代から変えようとしています。そこで、住まいに対する修繕、リフォームなどの履歴をとることをおすすめします。そうすれば、もし住み替えする時も資産価値の向上につながりますし、少しでも高い価格での売却につながるかもしれません。

そんなお住まいに関するお悩み、ご相談等は、お近くのERA加盟店までご相談下さい。

また、今月末3月31日まで「春の全国住宅フェア」を実施中です。
詳しくは、下記URLよりご覧下さい。



2014年2月7日金曜日

ERAフランス大会

去る2月1日、2日、フランス・パリで開催されたERAフランス大会に招待を受け、参加してきました。2日間に渡って、講演会や成績優秀者の表彰、懇親会が盛大に行われ、私もERAのヨーロッパ各国の本部スタッフやERAフランスの加盟店様との交流を深めました。

フランスでは、日本や他の国と比較して、歴史の古いアパートメントや建築物が幾度ものリフォームやメンテナンスを経て受け継がれています。中には、100年近い歴史があるアパートメントも珍しくはないそうです。日本では、築後約30年で住宅の資産価値がゼロになると言われていますので、日本における不動産の考え方とは大きく異なるわけです。

大会の中で行われた講演では、2つのポイントが業績向上のためのキーとして語られていたように思います。
1つは、「テクノロジーをいかに活用するか」ということ。スマートフォンやタブレット端末の普及により、更にテクノロジーが我々の生活に及ぼす影響力は大きくなったわけですが、そのテクノロジーを活用し顧客をより惹きつけるためにはどうしたらよいのか…ということ。また、もう1点が「リーダーシップや人間的な魅力」について。
この2点は、不動産取引のシステムや市況が異なる日本においても、営業の方々、経営者の方々が抱えている普遍的な問題のように感じました。


ERAは世界約40の国や地域に展開する不動産ネットワークですので、日本のみならず、世界各地で蓄積された知識や成功事例をオープンにシェアする文化があります。こうしたERA各国から吸収したノウハウや知識を、お客様により満足いただける商品やサービスの提供に役立てて参ります。











2014年1月7日火曜日

明けましておめでとうございます。

 年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本年も皆様にとって素晴らしい年であります様、心よりお祈り申し上げます。

 2013年は、アベノミクスや2020年オリンピック東京開催決定などによる景気回復や消費税増税決定に伴う駆け込み需要によって、不動産業界も好調な一年でした。今後、消費税増税の反動がどう出てくるのか、また、景気の先行きも不透明な中ではありますが、今年もお客様に安心して不動産取引をしていただけるようにERA加盟店の皆さんと力を併せて努めてまいります。

 安心して不動産取引をしていただくこととは、不動産仲介会社の営業担当者への信頼や安心というものに大きく作用されます。ERA本部では、昨年末、ERA 不動産Onlineの加盟店紹介ページをリニューアル致しました。営業担当者の人となりや表彰実績などを紹介する、「『顔』が見える」ページを追加致しました。お客様により身近に、信頼できるパートナーとして感じていただければと思います。

 また、全国のERA加盟店で①ERA加盟店様へご来場いただいたお客様、②ERA不動産Onlineの物件をwebからお問合せをしていただきERA加盟店で売買契約、賃貸借契約をされたお客様が対象となる、「春の住宅フェア」を1/11(土)から331日(月)まで開催致します。詳しくは、下記をご覧下さい。



お住まいに関するお悩み、ご相談等は、お近くのERA加盟店までご相談下さい。