2010年10月20日水曜日

中国訪問記

先日、中国の天津を訪問したことをお話します。

天津市は政府から「第二の上海」として実験都市に指定され、天津市内の多くの開発区で建築ラッシュが進み、日本を含め、多くの外資系企業が進出しています。

中国政府は、上海、北京、天津を高速鉄道で結び、経済発展の計画をたてているようです。市内のビル建設ラッシュで、その勢いには圧倒されました。







中国の車市場も盛んです。中国の方は、車に乗ることがステータスになっていることもあり、少しの移動でも車を利用します。そのため、道路には車が溢れ、交通規制はまだまだ遅れている感じがします。大きな交差点に信号もないところが多く、人の横断・バイク・自転車・車と交差点内で入り乱れた状態です。

中国の不動産事情を確認しますと仲介業だけでは片手1%手数料でありビジネスになりません。しかるに、1回の取引に付加価値をつけてボリュームを付けています。例えば、中国の新築マンションは、スケルトン渡しが基本となっているので新築マンションの仲介では、必ず内装工事を内装業者とタイアップして受注し手数料になるようにしています。天津では5階建ての建材ショールームを見学しました。海外商品を含め約500ブースもあり、大変広いショールームです。






日本メーカーだけでなく、世界各国の建材、住器、タイルからカーテンまで展示していました。これだけの規模は日本でもないでしょう。

中国の方は、歴史的背景もあり、欧州風と現代風を好むようで、欧州風の商品が多数展示してありました。

建築会社は、マンション本体の工事のみで、内装工事はおこないません。区分マンションの購入者は、自分で内装工事会社を決め、設備・内装デザインを自分で決めます。自分で建材センターを見て、利用する建材や住器を決めて、施工会社に取り付けを委託するのです。天津市で内装工事済の新築マンションを見学しましたが、約150㎡で約500万円元(日本円で約6000万円)となります。その上、自分で内装工事をするのですから、東京中心部並みのマンション価格に驚きを感じます。


昨今、一人っ子政策の影響で、家をもっていることが結婚の条件ということもあり、婚活中の男性は、親と一緒にショールーム見学ということもあるそうです。

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